社長のためのスピーチトレーニング 緊張克服事例

緊張を力に変える

大きな本番、大きな緊張

少し前ですが、ある方から相談を受けました。

「どんな大きな会議でも緊張することがなかったのに、最近、ある会議の時だけ、ものすごく緊張してしまうんです。話す力は衰えてしまうものなのでしょうか」

よくお聞きすると、来年完了予定の過去最大級のプロジェクトのリーダーをされており、その進捗会議で緊張しまうとのこと。もともとスポーツマンで国際試合などの経験もあり、話すことに自信がないわけではありません。

今回、お話を伺って私が分析してまずお伝えしたことは

  • 話す力が衰えたのでは無い

でした。

これは私の仮説です。過去最大級のお仕事ゆえ、予想以上に、そして無意識に、大きなプレッシャーがかかっているのではないか。これまでも大きなストレスは経験されていらっしゃるであろうご経歴ですが、戦略的思考でいらっしゃるだけに、逆にあれこれ様々思いがめぐり、それが見えないプレッシャーを産んでいる可能性もあります。人前で話すことは周囲の影響や聞き手の雰囲気から大きく影響を受けます。プロジェクト全体の人の機微も強く感じられる時期に入った会議ですから、緊張して当然であるだろうと思いました。

そこで私の提案は、緊張の対処療法ではなく「話す目的を明確にし直すこと」でした。

  • 自分はなぜそこで話すのか
  • 会議で報告をする目的は何か
  • 誰に向けて何を報告するのか

さらに「自分が伝えたいように話せるよう、慣例や周囲に囚われず、自分スタイルで内容をまとめること」をアドバイスしました。

高い緊張下に置かれると、人間、順番にものを考えられなくなります。そもそもの目的を見失いがちにもなります。そして頭に浮かぶのは、

「きちんと話さなければ・・・」

だけ。上手く話そうと意識することで、もう本来の会議の目的からズレてしまっているのです。これはすべての発信に共通して言えることです。

話す目的は、上手く話すことではありません。

情報を伝えることで相手の心を動かし、行動を促すこと。今回の場合なら、それによってプロジェクトがよりよく動き、無事成功して完了することです。もう一度、そこに立ち返れば良いと、考えました。

 

緊張は次の行動のエネルギー

上記のようなことをその方にお伝えしました。すると、そのように準備をされ、会議に挑まれました。翌日、メールをいただきました。

「昨日は緊張せずに話せました。つかめてきた感じです。ありがとうございます」

目的を明確にして内容を準備する。あくまで基本的で本質的な事前準備を行ったにすぎません。ここで強調したいことは、

  • 緊張の要因は「話す力」にあったのでは無い

そして、ここが素晴らしいところですが、

  • 緊張したという事実が、この方の新たなモチベーションに転換され、抜かりない事前準備をして本番に挑まれた

ということです。

緊張を「次の行動」へのエネルギーに変換し、ブレずに目的を見定めて適切に行動する。「なんとしてでも緊張せずに話したい」この想いをぶつけるのではなくて、適切なアクションプランに変換して、行動されたこと。ここがポイントです。

必ずやり遂げるという覚悟で肚を据えて事前準備に取り組まれたのです。ここはやはりスポーツという勝負の世界で生きてこられた方だからこそであろう、と強く思いました。

勝つために、ただひたすら行動する。トレーニングでお会いする多くの経営者の皆様にも、アスリートの皆様にも、同じ気概を感じます。

行動して結果を出す皆様に、心から敬意を表します。

緊張対策は、おまじないだけでは足りません。事前準備なのです。

社長のためのスピーチトレーニング スピーチ原稿の上手な作り方

スピーチ原稿の上手な作り方

原稿通りに話せばいいのか?

退屈なスピーチの代表格は、原稿に目を落としてただ文字を読んでいるもの。「棒読みだなあ」そんな風に感じられた経験がおありになるのではないでしょうか。

ただ文字を追って声に出し、原稿を読み上げるだけの「棒読み」。

聞き手にはもちろん伝わりにくいですが、話し手だって棒読みしたいわけではないはず。

本来スピーチは目の前にいる聞き手に向かって、今考えることを自分の言葉で話すものです。原稿は道具なのです。

「原稿を作っておかないと話せない」そんな方も、方法がわかればその場で言葉を繰り出して話せるようになります。普段の会話に原稿はありませんが、話せている。だから原稿に頼らずとも大丈夫なのです。

まずは少しづつ、原稿を自分に合わせて読みやすくカスタマイズしてみましょう。原稿を変えなくても、棒読みにならない「スピーチ原稿」にして行くのです。原稿に自分を合わせるのではなく「道具を自分に合わせましょう。

 

棒読みにならないスピーチ原稿作り

(1)既に出来上がっている原稿を話しやすく工夫です。

  • 重要な言葉のすべてに「  」をつける。

スピーチ原稿が届いたら、原稿に「  」を書き込んでいきます。「  」はたくさんあって構いません。声に出して読み上げながらやると良いです。自分以外の人が作った原稿でも自分のリズムで話しやすくなります。また、自然と話の間(間)や抑揚が良くなります。

 

(2)原稿を作成する段階で話しやすい原稿にする方法です。

  • 口語調で書く。

つい文字を書こうとすると硬い文語調になりがちです。社長が話すとなると、なおさらかもしれません。ですが、普段話している口語に近付けて書きましょう。コツは、声に出して実際に話しながら、言葉選びを確認しながら作ることです。ただしカジュアルになりすぎないよう、注意してください。

 

(3)声に出して練習し、話しやすいように仕上げます。

スピーチ練習は実際に話す状況に近い環境で行うのがベスト。頭の中で原稿を何度か読んだ、というのでは練習にはなりません。せめて立ち上がって声に出しましょう。

話しやすい口語で書いてあり、さらに「  」がついていれば、もう棒読みではなくなっているはず。実際に話してみると、他の言葉に変えたいところが出てきたり、語尾の言い回しを変えたくなったりします。ここが大切なところ。自分なりの感覚を原稿に反映させ、詳細部分を仕上げてください。

ここまで作業すれば、棒読みから脱却できます。自分の言葉で話せるように、スピーチ原稿を磨き上げてください。

脱・棒読みスピーチ!

きっと社員も大喜びです!

社長のためのスピーチトレーニング スピーチは説得から共感へ

共感を呼ぶスピーチ

当ブログはスピーチに苦手意識を持つ社長のためのブログです。
スピーチは誰にでもできますが、ほんのちょっとのコツを知らないとなかなか上達できません。当ブログでは当社がスピーチトレーニングで実施しているスピーチ上達のコツをお伝えします。

 

共感とは

スピーチをコミュニケーションの形にすると「話し手の価値と聞き手の価値の交換をすること」。これを「売り手と買い手の価値の交換」に置き換えればビジネスと同じになります。

かつては、ビジネスもスピーチも、相手を説得して動かしていました。ですが今は、説得するのではなく、納得してもらう。「私と同じ、いいな」と共感を感じてもらい、その人自身が納得して自ら行動を起こす、この流れに変わってきています。

共感してもらう。言葉でいうのは簡単ですが、実際にはなかなか難しいことですが、スピーチにおいては具体的な話やエピソード、体験談などを話すことで共感を得やすくなります。

 

2種類の共感

 

(1)マイナスの共感

普段は見せたくないような部分を開示することで、共感が起こる

以前勤めていた会社の上司は、体が大きいアメリカ人でした。一緒に和食屋さんに入った時、まさか靴を脱いでお座敷に上がるとは思っていなかったのでしょう、上司の靴下に穴が空いていて、思わず足をモジモジ……上司自身も笑っていましたが、思いがけない素顔を見てしまった気がしました。上司に対して共感が湧きました。
こんな風に人前でちょっとかっこ悪いところを見せてしまうことで逆に「そうそう、そんなこともある」と思えるのです。

(2)プラスの共感

憧れや夢を人と共有することで、共感が起こる

聞き手にとって「身近な希望や憧れ」が共感につながる場合です。銀幕の大女優は手が届きませんが、隣にいるような身近に感じられるアイドル歌手を好きになって応援したくなる、というような感覚です。スピーチの上では、頑張って何かを得たというような自分のエピソードを伝えると良いでしょう。

 

共感と反感は「想い」の差

以前たまたま見たプレゼンテーションで、聞き手が全く共感していない状態に遭遇しました。プレゼンターは一切プレゼン資料も聞き手も見ることはなく、派手なジェスチャーや動きとともに流暢に話し続けました。聞き手との話を共有しようというつもりは無いようです。聞き手は置いてきぼりでした。時間が経過するとそのプレゼンの場は冷え切った感じになり、シラーっとして終わりました。こんなプレゼンはこの時一回きりですが、「共感を呼ばない」ことは、話の内容がわかりづらくて伝わってこない場合よりも、ずっと恐ろしいと思いました。

共感は、相手と何かを共有しようとする話し手の意識がなくては起きません。そして、共感できないことは伝える力の不足によって起こるのではなく、話し手の在り方から生じるのです。伝える技が十分でなくとも、伝えたい、伝えようとする想いが十二分にあれば、それだけで共感を呼ぶことも多くあります。テクニックだけに走って伝える心を失わないようにしたいものです。

社長のためのスピーチトレーニング 自己満足に要注意

自己満足のスピーチ

もうかなり前、ある大きなイベントに参加したときのこと。巨大な会場の真ん中に円形ステージがありました。客席はその円を取り囲むように設置してあり、ステージと客席の間には幅広い通路がありました。

通路に丸くスポットライトが当たり、黒っぽいスーツに白シャツ、真っ赤なネクタイ、黒縁メガネをかけた若い男性が歩いて登場しました。彼は通路を歩きながら話し出しました。両の手のひらを天井に向けてふわふわ動かしながら、ずっと歩き続けて話しました。スポットライトが彼の姿を追いました。これがこの人物のプレゼンだったのです。

「何これ」

客席の人たちは皆不思議そうに眺めました。

 

誰かの真似をする

聴衆は皆、ああ、スティーブ・ジョブズの真似だな、と思ったことでしょう。別に真似でも構わないのですが、とにかく何も伝わってこないのです。ずっと同じペースでただ歩いて話して何をしたいのか。少々言葉がよろしくありませんが、観客がいない孤独なサーカスのようでした。

これは私が今までに観た中で、最も怖いと感じたプレゼンテーションです。ぐるぐる歩いたことだけが残り、言葉やメッセージは何も残らない。悲しいことです。

学ぶという言葉は「真似る」から来ているとも言います。真似自体は悪くありません。ですが、プレゼンはビジネスの場で心を通わすこと。表面的な真似で終わっていては、話す人の「何か」が伝わって来ないのです。何もみないで長時間喋り続けていたことはすごいかもしれませんが、それでも会場にいた聞き手の心が動くものではありませんでした。

 

上辺の上手さ

歩いて話すのも、本来はライブ感があって良いことです。ですがこの例は、なぜ歩く必要があるのか、それが理解できないことが問題でした。ジェスチャーや動きはその人が自然体で行うことの延長線上にないと浮いて見え、白々しくなります。観る側が逆に恥ずかしくなるような上辺の技術は逆効果。プレゼンが初めての場合や新人社員が一生懸命にやろうとしているのなら応援したくもなりますが、それが許されるのは初期段階だけです。見かけだけ真似て格好をつけても、人は共感できません。スピーチプレゼンはやはり心を通わせるコミュニケーションなのだとつくづく思います。

 

ノイズが多い

人前で話したり行なったすることにおいては、全てに意味が生じます。意味がないことはやらない方が良いのです。意味がないものは「ノイズ(騒音、邪魔もの)」。ぐるぐる歩き続けることはノイズにしか見えませんでした。聞き手は何かを得ようとして話を聞きに来ているのに、残ったのはノイズだけ。その点でも大変珍しいプレゼンでした。

 

話し手の自己満足

聞き手が欲しいのは、上手に見えるプレゼンではなく、聞き手自身が価値と感じられる物事です。話し手はそれをなるべく多く提供することがミッション。「話を聞きにきてよかった」「学びがあった」を渡すことをしなかったら、スピーチやプレゼンは話す側の自己満足に傾いてしまます。趣味の世界ならそれで良いですが、ビジネスの場では、共感してもらうことが必須。それ抜きには相手の心を動かすことはできないですから。

 

自分らしく誠意を持つ!

伝えるためにはある程度の技術が必要です。習得するには時間がかかりますので、その最中にできることは「聞き手に何かを持ち帰ってもらえるよう、価値ある時間にしよう」と思う気持ち、そのために今できる最大限の準備をすることです。

誰かの真似をしたり、付け焼き刃で自分を着飾るような無理をしても、徒労に終わります。自分自身で勝負する。その気概と誠意があるからこそ相手の心に響くのです。普段どう生きているか、何をどう考えているか。そこがスピーチプレゼンというビジネスの場に表れることが、その人にしかない魅力として相手に響くのです。

表層的な流行の伝え方に踊らさられず、自分らしい意思のある「伝わる道」を、歩いていただきたい、と願います。

社長のためのスピーチトレーニング 最初の3秒が勝負

スピーチは最初の3秒が勝負

緊張はやる気のエンジン

いくら練習を積んでも、本番は緊張する。人前に出るには緊張は当然のことです。

この緊張、自分の「やる気エンジン」がかかっている証拠です。
だから一概に悪いこととはいえません。

とはいうものの、緊張した状態をどうにかしないわけにはいかない。でも慌ててしまうと逆に悪化するだけ。

そんなとき、いきなりパワー全開にはしないようにしましょう。
緊張している時こそ、ゆっくり話し出しましょう。

 

まず3秒黙る

マイクのところに来たらすぐに話し出さず、3秒黙って呼吸を落ち着かせましょう。

そしてゆったりと聞き手を見て、

「みなさん、こんにちは。お久しぶりです。
今日はお集まりいただきまして、ありがとうございます」

第一声を着実に出す。そして次は思い切って自己開示。

「こうして大勢の皆さんを前にしますと、やはり気持ちは緊張するものですね」

聞き手がその気持ちに共感し、場がふっと和みます。続けて

「さて……今日はたいせつなお話をしようと思い、一週間前から準備をしてきました。
どんなお話だろうと期待されているかもしれません。では、本題に入ります」

この後からが本題。バチっとキメて話してください。

パーティなどで突然スピーチを頼まれたときにも、やはり3秒黙っておきます。このとき、下を見ないこと。必ず聞き手を見ながら黙ります。

声をしっかり出して第一声、

「たったいま突然ご指名を受けたので緊張していまして……」

自分の気持ちを素直に口にしましょう。声が出ていれば、調子が出てきます。ゆっくりと滑り出し、徐々にエンジンを全開。飛行機の離陸をイメージしてください。

ただしこの方法は、少々スタートのインパクトに欠けます。リーダーとして大きなテーマでスピーチやプレゼンをする際には向きません。

 

3秒が勝負の分かれ目

冒頭をインパクトスタートしたいときはどうするか。

「最初の3秒が勝負」は同じです。話す位置についたら、3秒黙って聞き手を見てください。そして、一切の前置き無し、いきなりの第一声を出します。

なぜ3秒黙るのかというと、この間に聞き手は「どうしたかな」と話し手に引きつけられます。期待が高まる3秒をあえて作るわけです。

先述の飛行機の離陸の時とは違い、第一声で何を話すかが重要です。これは心して事前準備をしてください。

3秒待つことは技術的に難しいことではありません。が、初めて実践するときは3秒の沈黙が怖いと感じるかもしれません。ですが、ここでぐっと我慢。3秒黙る効果は絶大。社長のスピーチ必殺技だと思ってやりましょう。

ただし先ほども書きましたが、この「3秒の沈黙」が活きるのは、話す内容や事前の準備が万全のときだけです。時々、試しに3秒黙って見てその後適当な言葉を出してしまった、という方がいらっしゃいます。それでは効果は発揮されません。

3秒黙った後にどんな言葉を発するか。ここを抜かりなく準備してください。

 

スピーチは真剣勝負。3秒が勝負の分け目です。

社長のためのスピーチトレーニング 感情の出し方

論理的でないほうが伝わることもある

心を解き放って自由に話し、それが相手に伝わる。こうなったらどんなにいいでしょう。この状態で伝わればスピーチに何の苦労もありませんが、ほとんどの場合、こうはいきません。

自由に話せば、大抵話があちこちに飛んで、何を話しているかわからなくなります。

しかし、スピーチは全てが理路整然としなくてはいけないのか?いえいえ。そうではありません。自由に話すからこそ、相手の共感を呼ぶ場合があります。それは・・・

  • 感情を話すとき

たとえば新製品をプレゼンするとした場合の構成は、こんな感じが多いですね。

  1. 既存の製品の紹介。
  2. 新製品を使うとあなたの生活はどう変わるか(サンプル使用者の感想など)
  3. 新製品のスペックを説明(商品を詳しく説明する)
  4. 開発での苦労。
  5. 新製品に対する開発者、会社の思い。
  6. 新製品の購入方法。

4や5は感情を伝えたい部分。

「・・・というところで本当に苦労しまして、もう開発を途中でやめてしまおうか、と主任開発者のAさんは何度も思っていたらしいんです。でも社長命令ですからやめるわけにいかないと・・・」

のような感じで。思い切って心のままに、本心=本音を話しても良いですね。逆にこの部分を理路整然とクールに話しても想いは伝わって行きません。「開発には苦労しました」と一言で終わってしまいます。伝わってきますか?これで。感情が出ている方が気持ちが伝わってきて良いですね。

「話し手のナマの感情やリアルさは、聞き手の共感を呼ぶ」

時に感情は論理に勝ります。なぜって人は感情の生き物ですから。
論理的には正しくても、納得できないことがある。そこを無理に理詰めで説得しようとするのは、ひと昔前なら良かった。今は共感の時代です。聞き手が自ら共感して納得できるステップが必要なのです。そこに「感情」が介在しているのです。

論理的に上手に話すことが、イコール、伝わる正しいスピーチではありません。時には外れて感情を出す!勇気を持って想いをストレートに伝えてみましょう。きっと何かが変わります。

社長のためのスピーチトレーニング 基本を学べる自己紹介

自己紹介はスピーチの第一歩

生まれて初めてのスピーチは、自己紹介だったかも?しれません。社長になられても、名刺交換、勉強会・・・どこかで必ずやっぱり自己紹介。

自己紹介はスピーチの基本。自分が誰なのかを言葉で話すことはいつ機会がきても決められるよう、あらかじめ準備できていると慌てずに済みます。

弊社オリジナルの「名刺代わりの自己紹介」というスピーチの型を使う方法をご紹介します。当初はトレーニング目的で作成しましたが、やってみたらとても良かった。実際、重宝しています。それでは詳しくご紹介しましょう。

まずは私の例でどうぞ。

皆様初めまして。ボイスイメージ株式会社、代表の森裕喜子でございます。
スピーチのトレーニング、コンサルティングの仕事をしております。
人前で話す力を高めたい経営者の皆様に、スピーチのでの心構え、準備方法や技術、各種ご相談に応じております。スピーチを通じてビジネスの繁栄をご支援申し上げております。森裕喜子でございます。どうぞお見知り置きのほど、よろしくお願い申し上げます。」

要素は大きく5つ。下記の順番です。

  1. 挨拶と名前
  2. 職業と肩書
  3. 仕事の概要
  4. 仕事の社会的な価値
  5. 挨拶と名前

最初と最後に、名前と挨拶が入っています。自己紹介では名前を覚えていただくことも目的。人は一番最後に聞いたことを記憶するそうなので、最後に敢えてもう一度、名前を話します。だいたい30秒くらいで話せます。

1番目と2番目は、もう準備する必要もありませんね。ポイントは3と4番。ここを簡潔に言えれば良いわけです。ビジネスの価値を簡潔に言語化したもの。ズバリ一言にするのがコツです。「名刺代わりの」と名付けてあるように、名刺や会社案内にある言葉を活用すれば良いのです。そして、最後に名前で締める。

5分くらいあれば、作れてしまいます。

「最初と最後をビシッと決める」は伝わるスピーチの大原則。ですから、シンプルでも聞き手の心に残る自己紹介ができます。

作ったら必ず声に出して練習してください。内容はいいのに伝わってこない、という方がかなりいらっしゃるからです。それは・・・

伝わらない理由 3大あるある

  • いきなり「え〜」でスタートしてしまう
  • 名前、社名、肩書きが聞き取れない(早口、小声)
  • 3と4が長くなり、結局何を言っているかよくわからない

その場に立ったらすぐ話さない。3秒黙って落ち着いてから声を出しましょう。え〜が癖になっていると冒頭が決まらず、全てが台無しになります。

大切な名前や社名、肩書きは基本的には略さずに。名刺に表記してあるフルスペックで公式な印象を出しましょう。特にお名前はフルネーム。「鈴木です」苗字だけで済ませる方が多いですが、名前も含めた方が絶対にインパクトがあります。

言い慣れている名前や社名だけに、つい普段の調子で話してしまい、よく聞き取れないこともしばしば。はっきり、ゆっくり発して、しっかり聞き手に届けましょう。

これをベースに言葉を足したりすれば、様々なバリエーションが作れます。

自己紹介はスピーチの初歩。新たな出会いを大切にするためにも、しっかりと行っていただきたいと思います。

社長のためのスピーチトレーニング スピーチを変える「聞き方」

「よき話し手」になりたかったら「よき聞き手」になる

舞台俳優の世界では「良いお客様が良い俳優を育てる」というそうです。これはスピーチでも同じことですね。よき聞き手がよき話し手を育てる。伝わる話をしたければ、まずはよい聞き手になることなのです。

 

忘れ得ぬ経営者

聞く力がすごいと感じた、ある経営者のことを思い出します。

IT系企業で打ち合わせでした。社長と担当者がご出席。社長は笑顔で穏やかに、そして熱心に私の話を聞いてくれます。聞くというより受け入れてくれる感じでした。それだけでもこの時間をご一緒するのが嬉しくなりました。担当者はというと、黙っているのではなくて、隣で一語一句メモを取りながら、しっかりと聞いてくれているのです。要所要所で社長が応答し、お考えをお話しになる。これがまた具合の良い合いの手であり、心に響く言葉なのです。

その社長は以前から評判で「あの方と会うだけでも、勉強になるんです」と聞いたことがありました。相手の心に触れる聞き方と、価値ある言葉を返してくださるというコミュニケーション力が、この会社の最大の強みではないかと感じました。実は20年以上も前のことなので、社名を思い出せず、ちょっと後悔しています。あの社長さんには今もう一度会ってお話を聞きたいと、ずっと思っています。

この例は、聞く力が相手の言葉を引き出し、ご自身の高い発信力に繋がっていた例。以来こんな方にはお目にかかっていません。聞き方としては最高のレベルだと思います。

 

聞くと話すは繋がっている

トレーニングでお伝えしている「聞き方」には、4つの段階があります。

  • ネガティブリスリング…… 話し手の顔を見ないで聞いている。会議などでこれをやると、場はいっこうに弾まないし、いい意見もアイデアも出てこない。
  • ポジティブリスニング……話し手の方を見て聞いているが、別のことを考えていたりする。
  • アクティブリスニング…… 話し手の顔を見たり、相槌を打ちながらしっかりと聞く。
  • パワーリスニング    …… 相手の話に言葉や態度で肯定的な反応を示しながら聞くアクティブに加えて、相手の言葉を引き出したり、質問力へと発展する聞き方。

ネガティブリスニングをされると、話し手は存在を無視されているようで、とても話しづらい。一方、パワーリスニングは話し手をおおいに勇気づけ、また会いたいと思える聞き方でコミュニケーションが活性化します。これが「よき聞き手はよき話し手」に変換される段階です。

話すことが苦手と思われる方は、まず聞くことに集中されてはいかがでしょう。私のお客様でも、良い話をされるようになる方は、皆さまもともと聞く力が強い方ばかりでした。「話す前に聞く」当たり前といえばそうかもしれません。ですが、その聞く力がスピーチ力に繋がっていると知っていただき、ぜひ話す勇気を強めていただきたいのです。聞くことは受け身ではなく、スピーチやコミュニケーションを相手と共有すること。聞き手なしにはスピーチは成り立ちません。聞く力が高まると、応答力、質問力、へと昇華し、それが「話す」に繋がります。

ぜひ、聞く力を磨いてください!

CEOの英語プレゼン〜伝え方のトレーニング

【記事再掲載】ボイスイメージ(代表 森 裕喜子)は、

トップリーダー、CEOのための英語プレゼンテーション特別メニューを開始いたしました。

・日本語的な英語発音を改善して、より明確に言葉を発したい

・海外投資家にアピールできるジェスチャーや目線を身に付けたい

・多様性ある海外の社員の心を動かすように伝えたい

をサポートします。

トップリーダーやトップアスリートにご好評いただいている「スピーチプレゼン戦略 VICメソッド60」を活用したメニューは、発音レッスンやプレゼン練習のみならず、実践的かつ本質的な発信力を向上するプログラムです。90分でご自身なりの方法論がつかめる英語プレゼンスパルタトレーニングを、ぜひビジネスのご成功にご活用ください。

詳細を添付資料にてご案内しております。

 

CEO英語プレゼントレーニング ご提案資料

実際のトレーニングの様子と内容 ブログ記事(写真あり)

 

何卒よろしくご検討いただけますよう、よろしくお願い致します。

2017年8月 ボイスイメージ 代表 森 裕喜子

 

 

レスリング女子日本代表チームの研修を担当しました

トップアスリートへのトレーニングは大切に思っている仕事の一つです。今回はレスリング女子日本代表チームの皆様に「自己表現・発信力」のトレーニングを行いました。

合宿中、ハードな練習を終えてから勉強。どんな風に受講してくださるかな?と思っていたのですが、大変積極的にご参加いただきました。

今回の特に心がけたのは、世界を相手に戦う選手に、言葉を発する前から全ての発信が始まっていることを理解してもらうことでした。発信というとつい「どんな言葉、言い回して話すか」に気を取られますが、実際には、姿勢、歩き方、などなどの「あり方」「立ち居振る舞い」が大切なのです。全身で「強さと自信」を示せるように、私自身も強い気合いと想いを込めて伝えました。

学習プログラムは「体験しながら体得する」形式です。途中で何度も「話す練習」があります。予めそれをお知らせしてスタートしますので、レクチャー時も気を抜けません。進行する側の私も、聞き疲れない、飽きない工夫を重視しています。そのひとつとして、不意打ちで「どなたかこれまでのところの感想を全員の前でスピーチしてください。やった人はまた一歩金メダルに近づきますよ!」と参加者にチャレンジをします。今回の選手たちはとても積極的でした。「はい!わたしやります!」すぐに手が上がりました。ここで一気に場の雰囲気が変わり、盛り上がります。意気揚々と会場前方に進み出て話す選手には、他の選手やコーチ陣からも拍手喝采が上がりました。この決断力と行動力がやっぱりトップアスリートだと実感させられます。

このように前に出てきてくださった選手には、マンツーマントレーニング的な速攻アドバイスをします。本当にワンポイントですが、ちょっとアドバイスするだけでも話ぶりがググッと良くなるものです。これは私の得意技ですが、話す方の変化が瞬時に見られるので、わたしにとっては幸せな瞬間ですらあります。今回はこのようなことが何度となくありました。それもこれも、学びを自分ごととして丸ごと受け入れよう、絶対世界一になろう!の強い想いと決意があるからこそです。本当にすごいことです。選手の皆様には心からの敬意を表します。

こういった研修で既に千数百名のトップアスリートたちに出会っていますが、特に今回の皆様には、強く共感の思いを持ちました。レスリング競技の特性でしょうか、人と人との距離感が近いというか、オープンで正直、それでいて個性を大切にする、一緒にいて嬉しくなるチームワークがあり、また会いたい気持ちになりました。

終了後、こんな感想をいただきました。

・本当にあっという間の時間だった

・もっと早くこの研修を受けたかった

・一つのことを少し変えるだけで、これほど話し方が変わるんだと知った

・自分の言動には責任が生じることを改めて認識した

・学んだ「技」を使います!

今回お会いした皆様が東京2020で大活躍されることを心から期待、応援しております。ぜひまたお会いできますように!

 

トップアスリートがひたすら金メダルに向かって走り続ける姿は、社長がビジネスにすべてをかけて取り組む姿と重なります。また、とにかく本番に強いのも、社長とアスリートの共通点です。

本気で生きる人は、ビジネスの世界であっても「アスリート」なのです。ボイスイメージでは、そんな人生のアスリートにむけて、スピーチプレゼン戦略のサービスを提供しています。

自分の言葉で伝え、社会を、人を動かす発信力をあなたの中から引き出し、あなたの言葉で世界に発信しましょう!

 

<スパルタ研修のご紹介>

トップアスリート向けのスパルタ研修を、ビジネスマン対象にカスタマイズして提供をしております。「プレゼン練習」「スピーチ力向上」「ロジカルスピーキング」また「メディアでの発信」など、人前で話すことメニューも多彩です。ビシビシとスパルタで行いますが、楽しみながら成長を実感できます。

普通の研修では物足りない皆様、部下を鍛えたい経営者の皆様、どうぞ、お気軽にお問い合わせください。ご連絡、お待ちしております。

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